オウンドメディア立ち上げ完全ガイド | 始め方の手順・費用を徹底解説

- オウンドメディアの立ち上げの流れが知りたい
- オウンドメディア立ち上げで注意すべきポイントは?
- オウンドメディアの費用相場を知りたい
デジタルコンテンツが普及するに従って、オウンドメディアの立ち上げを検討する企業は増えています。
自社の情報発信拠点として、ブランディング強化やリード獲得に効果的である一方、準備不足のまま走り出すと、思うような成果が出ずに失敗してしまうケースも少なくありません。
成功するためには、立ち上げ前の計画や費用の見積もり、人材確保といった土台づくりが欠かせないのです。
オウンドメディアをただ作るだけでなく、メディアの立ち上げを成功させ、最大限のポテンシャルを発揮するためにはいくつかの重要なポイントがあります。
本記事では、オウンドメディア立ち上げに必要な準備や費用感を整理し、スムーズかつ効果的に運用を始めるためのポイントを解説します。
これからオウンドメディアに挑戦したい、あるいはオウンドメディア制作を誰かに依頼したいと考えている方にとって実践的なガイドとなる内容です。
- オウンドメディアの立ち上げに必要な準備
- メディア立ち上げにかかる費用
- メディアの立ち上げの方法・手順
- オウンドメディア立ち上げ時に注意すべきポイント
本記事の内容を確認しながら制作を進めていくと、より効果の高いメディアの構築につながるでしょう。
株式会社PROBSOLでは、Web集客に活用できるオウンドメディアの制作を行っています。保守運用も含めてオウンドメディアの制作を考えている方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
オウンドメディア立ち上げに必要な費用と準備

実際にオウンドメディアを立ち上げる際は、いきなり行き当たりばったりに始めてもうまくはいきません。
オウンドメディアの立ち上げを成功させるためには、十分な準備と事前の費用計画が重要です。想定される費用を正確に把握し、必要な人材や予算を確保することで、スムーズな立ち上げと継続的な運用が可能に。
ここでは、立ち上げ前にやっておくべき準備と費用感について解説します。
これまでメディア制作の経験がなく、突然、メディア担当者になったという方でも理解しやすいように説明しているので、オウンドメディアのスムーズな立ち上げのためにお役立てください。
Webメディアの立ち上げは計画的に
まずはオウンドメディア立ち上げの全体的な計画を立てる必要があります。
全体計画を立てないままにメディアの計画に着手してしまうと、進行が遅れたり、余計な費用がかかったりしてしまいます。
特に複数人でメディア制作の一部を分担しながら行う場合には注意が必要で、各々が全体的な計画をしておかなければ途中でボトルネックとなる工程が現れて全体の進行が滞る原因にもなるでしょう。
エクセルやスプレッドシートなどでガントチャートを作成し、その作業にどれくらいの時間をかけるのか見通しを立てて共有することが効果的です。
メディアの目的や規模感によって異なりますが、メディア制作自体に1ヶ月、その他の戦略立案なども含めるともっと長い期間でメディアを立ち上げることを想定しておきましょう。
仮に外注する場合でも全体的な計画があることで、外注先とのコミュニケーションの質が向上します。
あるいは、次に解説する人材確保の際に具体的な条件を提示するのに役立つでしょう。
人材・予算の確保が重要
準備においては、特に人材と予算の2つのリソースの確保が重要です。適切な人材配置と十分な予算がオウンドメディアの成功を左右すると言っても過言ではありません。
コンテンツ品質の低下や更新頻度の低下に直結するため、慎重な検討・確認を行うようにしましょう。
人材の観点からは次のようなポジションが必要となります。
- 編集長・ディレクター
- ライター・編集者
- デザイナー
まず、編集長・ディレクターレベルの人材確保は最優先事項です。オウンドメディア全体の方向性を決定し、コンテンツの品質管理を行う責任者として、経験豊富な人材を見つけなければなりません。
ここでの注意点としては、ライター・編集者としての能力が高いからといって、必ずしもディレクターなどのマネジメント能力があるわけではないということがあります。
ライターとしては良い記事を書けるのに、他の人への指示出しや進捗管理は苦手という人は意外と多くいます。
この他、複雑なコーディングが必要となる場合は、エンジニアもいた方がスムーズなメディア制作が可能に。
人材の割り振りを考える際は、その人の性質を理解して、適材適所を意識して配置することを心がけましょう。
ライター・編集者については、社内リソースがある場合はそちらも活用しつつ、外部パートナーとの組み合わせも効果的に取り入れた方が良いでしょう。
これは、社内人材に不足しがちなライティングやマーケティング分野における技術の不足を補うためです。
デザイナーについては、サイト構築時とコンテンツ制作時で必要度が異なります。立ち上げ時には専門的なWebデザイナーが必要ですが、運用段階では簡単な画像作成ができるレベルでも対応可能な場合があるでしょう。
十分な予算を確保できれば、優秀な人材の確保も容易となるため、2つは切り離せない関係にあります。
予算を削減しようと低予算で外注をしたことで想定していた成果を得ることができず、再度余計な費用がかかってしまう例も少なくありません。
セキュリティなどの観点も含めて、社内に制作に詳しい人がいない場合は、信頼できるプロに任せるのも選択肢の一つです。
これらを念頭に置いた上で、オウンドメディア立ち上げの費用相場について見てみましょう。
オウンドメディア立ち上げの費用相場
オウンドメディアの立ち上げ費用は、どのようなメディアを作るかによって大きく変わってきます。
サーバ代やドメインなどのメディア運営に必要な費用は数万円で済みますが、サイト制作には別途費用が必要に。
- マーケティング
- デザイン
- コーディング
その他、個別にカスタマイズする要素が増えるほど費用は大きくなります。
相場としては、マーケティングや戦略設計に10万~30万円程度、デザインやコーディングに30万円~80万円ほどを想定するのが良いでしょう。
重要なのは、オウンドメディアは中長期的な投資であり、即座に売上に直結するものではないという認識を社内で共有することです。
外注する際には、初期費用が安いサービスの方が魅力的に思えますが、実は必要な機能が満たせない場合もあります。制作費が極端に安い場合は注意しなければなりません。
これらに加え、コンテンツ作成やメンテナンスにも費用が生じます。成果が出るまでに6ヶ月~1年程度の期間を要することを前提とした予算計画を立てましょう。
株式会社PROBSOLでは、それぞれの企業の目的に合わせたオウンドメディア制作を行っています。現在、無料でお見積もりを実施しているので、オウンドメディアの立ち上げを考えている方は、この機会をご利用ください。
【5ステップ】オウンドメディア立ち上げの手順を解説

ここまで、オウンドメディアの立ち上げに必要な準備について触れてきましたが、続いては実際に立ち上げる手順について見ていきます。
オウンドメディアの立ち上げは段階的なプロセスです。難しそうに感じられるオウンドメディアの制作も適切な手順を踏むことで、効率的かつ効果的に進めることができます。
ここでは、以下の5つの主要ステップに分けて詳しく解説します。
- 目的の明確化
- カスタマージャーニー・戦略の整理
- サイト構築
- コンテンツ制作
- PDCAを回しながら運用・維持
メディアの立ち上げ時には抽象的な概念を扱いますが、何となくで進めてしまうと、せっかく準備をしたのに十分なパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。
具体的な施策は思いつきやすいのですぐに実行したくなりますが、実はその前にそれを支える戦略的な思考を持つことが大切。
SEO的な視点も含めながら結果につながるメディア運用を実現するための詳細な解説を行っていきます。
①目的の明確化
企業が運営するオウンドメディアの目的は、最終的には売上の向上になりますが、そこに至るまでのオウンドメディアが担う役割には細かく分けると様々な目的があるはずです。
- ブランディングの強化
- リード獲得
- 採用強化
- 顧客との関係の維持
例えば、ブランディング強化を目的とする場合は、企業の専門性や価値観を伝えるコンテンツが中心となります。業界の専門知識を分かりやすく解説する記事や、企業文化を表現するコンテンツなどが効果的です。
一方で、リード獲得を目指す場合は、ターゲット顧客の課題解決に直結するコンテンツが重要です。「○○の選び方」「○○ おすすめ」など、購買につながるような検索キーワードで上位表示を狙うコンテンツの優先順位が高まるでしょう。
ブランディングの強化やリード獲得を目的とするサイトはイメージがしやすいですが、採用や顧客との長期的な関係を築くために運営されるメディアも存在します。
採用強化を目的とする場合は、社内文化や働く環境を伝える記事が効果的です。社員インタビューや職場環境の紹介、成長事例などのコンテンツが候補者の関心を引きます。
また、顧客との関係性強化を目指す場合は、アフターサービスや活用方法を紹介するコンテンツが有効でしょう。
売上の向上と一言で言ってもそこに至るまでのやり方は複数存在するので、最初に、自社のオウンドメディア運営で何を主目的とするのか整理することをおすすめします。
複数の目的を設定する場合は、優先度を明確にしておくことが必要となるでしょう。
②カスタマージャーニー・戦略の整理
ターゲット顧客の行動パターンを詳細に分析し、各段階に適したコンテンツ戦略を策定することが、オウンドメディア成功の重要な要素です。
その際に、便利なのがカスタマージャーニーの活用です。
カスタマージャーニーとは、顧客が製品・サービスを認知してから購入するまでの行動や思考の変化を一連の流れとして捉えて可視化したもの。
購入・利用のプロセスを旅に見立てて名付けられており、カスタマージャーニー・マップとして作成されることが多いです。
それぞれの段階によってターゲットの関心のあるものが異なり、それに応じて情報の見せ方や訴求の最適解も変化するため、ターゲットの細かな動きの変化を捉えることが重要です。
カスタマージャーニーについて整理できたら、それに基づいた戦略の設定も進めましょう。
ターゲットの状況に合わせたコンテンツを作ることで、継続的で一貫性のあるコンテンツ発信が可能となります。
また、SEO戦略も同時に検討し、ターゲットキーワードの選定と競合分析を行います。
検索ボリュームと競合の強さを分析し、勝算のあるキーワードから順次攻略していく計画を立てましょう。
③サイト構築
オウンドメディアの立ち上げに馴染みのない方には分かりにくいですが、技術面での基盤構築は長期的な運用の効率性と拡張性に大きく影響します。
WordPressは現在多くのサイトで利用されている一般的な選択肢で、豊富なプラグインとテーマにより、比較的低コストで高機能なサイト構築が可能。
ただし、セキュリティ対策や定期的なアップデートが必要なため、運用負荷を考慮しなければなりません。
WordPressは操作が直感的で簡単なため、複数人で管理したり、担当者が頻繁に変わったりするケースでも使いやすいでしょう。
独自CMSの開発は、完全にカスタマイズされた機能を実現できます。
デザイン面でも多様な設計を可能にしますが、開発期間とコストが大幅に増加するでしょう。
外注する際には、想定している完成物のすり合わせにも時間がかかるため、計画と照らし合わせた上で、既存のCMSを使うか独自CMSを開発するか考える必要があります。
いずれの場合も、安全なサイト設計のためにセキュリティや運用ルールを徹底しておくことをおすすめします。
検索結果での上位表示を狙うのならば、SEO対策機能として次の機能を実装しておくと良いでしょう。
- メタタグ・メタディスクリプション管理
- 構造化データマークアップ
- サイトマップ自動生成
- パンくずナビ生成
これらの機能により、検索エンジンでの評価向上が期待できます。
分析機能としては、Google Analyticsとの連携やコンバージョン追跡の設定などを行っておきます。これらにより、データドリブンな運用改善が容易になり、PDCAサイクルの質が向上します。
ユーザーとして使いやすいメディアの運用にもつながるものなので、分析に役立つツールは早めに導入しておきましょう。
④コンテンツ制作
いよいよコンテンツの制作に入っていきます。
質の高いコンテンツの継続的な制作が、オウンドメディア成功の核心部分。ここでも戦略的なアプローチと効率的な制作プロセスの構築が必要です。
キーワードリサーチに基づいた企画立案によってSEO効果と読者ニーズを両立させます。
検索ボリューム、競合の強さ、自社の専門性を総合的に評価し、勝算のあるテーマを選定できると良いでしょう。
取材記事やインタビュー記事は、独自性の高いコンテンツとして高い評価を受けることがあります。
業界専門家や顧客の声を紹介することで、信頼性と専門性を高められるため、それぞれの記事で取り入れられるものがあれば組み込むことでコンテンツのクオリティアップにつながります。
AIによる検索も増加し、検索行動が多様化する中で、一次情報の発信ができるメディアは他社より優位に立つことになるでしょう。
なお、AI検索に対応したWebマーケティングに関して知りたい方は、LLMO対策とは?SEOとの違いやAI時代を勝ち抜くための戦略を徹底解説 の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
いくつかのコンテンツができたら、制作体制を整えることも意識して動けると良いでしょう。
編集方針の策定は制作体制構築の出発点。例えば、次の項目を明記し、関係者間で共有するのをおすすめします。
- ターゲット読者
- トーンアンドマナー
- 記事の品質基準
- 公開前のチェックリスト
- 公開頻度
ワークフローの設計では、企画→執筆→編集→校正→公開の各段階で担当者と責任範囲を明確化します。
承認プロセスや品質チェック項目も具体的に定義し、安定した品質のコンテンツを継続的に制作できる体制を構築することが大切です。
制作体制の管理は、外部パートナーとのスムーズな連携において役立ちます。
⑤PDCAを回しながら運用・維持
基本的に、オウンドメディアは一度作ってそのままにしておくものではありません。継続的な改善活動を行うことで初めて、オウンドメディアの成果を最大化することが可能となります。
まずは、ロジカルなPDCAのためにKPIの設定と効果測定を目指しましょう。
- PV数
- ユニークユーザー数
- セッション時間
- 直帰率
- 問い合わせ数
- メルマガ登録数
- 商品購入数
- 検索順位
- 検索流入数
- 検索クエリの種類
上記のような具体的な指標に関して継続的に測定することで、現状の評価やある施策を打った際の効果を把握することができるようになります。
売り上げが向上したかどうかという単純な判断ではなく、アクセスやコンバージョン、SEOなど複数の視点から分析することが精度の高いマーケティングには不可欠です。
また、可能であればA/Bテストを実施することにより、見出しの表現方法やCTAボタンの配置、記事構成などの効果を客観的に評価し、より効果的な手法が明らかになります。
ユーザーフィードバックの収集と活用もできれば、読者の生の声をコンテンツ改善に反映できるため顧客満足度が高まるでしょう。
オウンドメディアは需要や情報の変化に応じて常にアップデートしていくものです。ユーザーのためにも継続的な保守運用を心がけましょう。
株式会社PROBSOLでは、オウンドメディアの立ち上げからコンテンツ制作、メンテナンスまで一貫して行うサービスを展開しています。社内に担当者が不在でお困りの場合は、ご活用ください。
オウンドメディア立ち上げを成功に導く3つのポイント

最後に、多くの企業が陥りがちな失敗を避け、持続可能な成長を実現するための重要なポイントを解説します。
オウンドメディアを成功に導くためには次のポイントに注意することが大切です。
- 適切なKPIを設定する
- 企業のフェーズに合ったメディアを運用する
- 必要に応じて適切な外注先を見つける
メディア運営のディレクションをする立場でも、実務の立場でも重要なことなので一つ一つ解説していきます。
適切なKPIを設定する
オウンドメディアの成果を正確に評価し、継続的な改善を行うためには、目的に応じた適切なKPI設定をしなければなりません。
間違ったKPI設定では、余計な時間やコストがかかる危険性があります。
例えば、ブランディングを目的とする場合は、単純なページビュー数だけでなく、指名検索数の増加率などを指標として加えます。これは企業やブランドの認知度を正確に評価するためです。
マルチメディア運用をする場合は、SNSでのメンション数なども追跡すると良いでしょう。
一方で、採用強化の場合はより採用にフォーカスした指標の確認が必要となります。
- 採用に関するコンテンツへの誘導数
- エントリー数の増加率
- 採用候補者の媒体認知率
長期的な視点では、入社後の定着率や満足度への影響も評価対象とします。
定量的な数値だけでなく、定性的な変化にも注目して、アンケート調査などを実施するのも良いでしょう。
メディアは複数の目的を含むものなので、知りたいことをピンポイントで把握できるようなKPIの設定・測定が大切です。
ここで重要な視点がもう一つ。
KPIの設定には先行指標と遅行指標のバランスも大切です。
ページビュー数やセッション数などの先行指標は短期的な変化を捉えやすい一方、実際のビジネス成果である問い合わせ数や売上などの遅行指標は長期的なトレンドを示します。
両者をバランスよく設定することで、包括的な評価が可能になります。
適切なKPIは目的に応じて変化をするので、KPIの測定はもちろん、少なくとも3ヶ月~6ヶ月ごとにはKPIそのものの評価軸の妥当性を検証できると良いでしょう。
企業のフェーズに合ったメディアを運用する
オウンドメディアの最適な形態は、企業の成長フェーズや事業戦略によって大きく異なります。
自社の現状を正確に把握し、適切なアプローチを選択することが成功への近道です。
- スタートアップ期
- 成長期
- 成熟期
上記の各フェーズによってとるべき戦略は異なります。
創業間もない企業やリソースが限られている段階では、少数精鋭での効率的な運用が重要。この段階では、幅広いテーマで記事を量産するよりも、自社の強みが最も発揮できる特定分野に集中した方が効果的です。
月間5~10記事程度の発信でも、質の高いコンテンツであれば十分な効果が期待できます。むしろ、更新頻度を無理に上げて品質が低下することの方が、ブランドイメージへの悪影響が大きくなるでしょう。
ニッチなキーワードを狙った専門性の高い記事制作により、競合が少ない領域で検索上位表示を実現できます。
事業が軌道に乗り、リソースの拡充が可能になった段階では、より戦略的な展開が可能になります。複数のカテゴリーへの展開、更新頻度の向上、コンテンツ形式の多様化などを段階的に実施すべきです。
同時に、専任チームの編成により、継続的かつ安定的な運用体制を構築します。
また、他部門との連携強化により、営業やカスタマーサポートから得られる顧客の生の声をコンテンツに反映。現場の課題や頻繁に寄せられる質問をコンテンツ化することで、実用性の高い記事を制作できます。
メディアの拡大に注力しつつも、運用体制に問題がないかトラブルの発生防止にも努めましょう。
成熟期になると、またメディア運用の方向性が変わります。
オウンドメディアが組織内で重要な位置づけとなった段階では、より高度な戦略が求められるため、複数メディアの運営、海外展開、動画コンテンツの本格化などの多角的なアプローチも視野に入れることができるでしょう。
外部メディアとの連携やゲスト寄稿の受け入れにより、より幅広い読者層へのリーチと、業界内での影響力拡大が期待できます。著名な専門家や他社との共同企画なども効果的です。
コンテンツ単体だけではなく、被リンク対策なども進めていけるとより大きな効果が望めます。
必要に応じて適切な外注先を見つける
多くの経営者が勘違いしていますが、オウンドメディア運用において、すべてを社内で完結させる必要はありません。
適切な外注パートナーとの協業により、効率的かつ効果的な運用が可能になります。
意外にも外注できる領域は幅広く、次のような分野で外部のパートナーに委託することが可能です。
- SEO戦略の立案
- サイト構築
- デザイン制作
- モニタリング・データ分析
- 新しい企画の立案・実施
専門性が高く、社内にノウハウがない領域は積極的に外注を検討すべきです。
上記は、専門家に依頼することで高品質な成果物を短期間で得られます。
ポートフォリオや実績だけでなく、円滑なコミュニケーションが取れるかといった進行において重要な要素も忘れないようにしましょう。
一方で、自社の独自性や専門知識が重要な領域については内製化という選択肢も存在。
商品の詳細な使用方法、業界特有の課題に対する解決策、企業文化の発信などは、社内の人間でなければ表現できない内容が含まれます。
株式会社PROBSOLでは、専門的な知識に関してヒアリングを行いながら、高品質なコンテンツを作成するサービスも実施しており、迅速なメディア運用をサポートしています。
まとめ
最後に、オウンドメディア立ち上げに関するこの記事の内容をまとめます。
- オウンドメディアの成功には準備と計画が大切
- 顧客理解を深めるとオウンドメディアの質は向上する
- 各フェーズ・目的ごとにKPIを設定してPDCAを回すべき
今や情報発信の主導権は企業自身が握る時代。オウンドメディアは、顧客との関係を築き、競合との差別化を図るための最強の武器となり得ます。
オウンドメディアの立ち上げは、単なるサイト構築や記事制作にとどまりません。計画からコンテンツ制作、PDCAを回しながら継続的に改善を行う一連のプロセスを着実に進めることで、初めて成果につながります。
しかしながら、すべてを自社で抱え込む必要はありません。SEOやデザインなど専門性の高い領域は外注しつつ、企業文化や商品理解など独自性が求められる部分は内製化するバランスの取り方も大切です。
株式会社PROBSOLでは、それぞれの企業に応じた効果的なオウンドメディアの立ち上げを行っています。
どのようなオウンドメディアを作るべきかご提案することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
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