ロングテールキーワードとは?SEO初心者でも分かる探し方のコツとツールを紹介

- ロングテールキーワードとは?
- ロングテールキーワードの探し方や調べ方は?
- おすすめのツールが知りたい
Webマーケティングでは、検索ボリュームの大きいキーワードに目が行きがちですが、ビッグキーワードでの上位表示を目指すだけがSEO戦略ではありません。
むしろ、多くの企業や個人が見落としている「ロングテールキーワード」こそが、効率的に成果を上げる鍵となることも多いです。
ロングテールキーワードとは、複数の単語を組み合わせた具体的な検索キーワードのこと。検索ボリュームは少ないものの、競合が少なく、コンバージョン率が高いという特徴があります。
この記事では、ロングテールキーワードの基本から具体的な調べ方、効果的な活用方法までを余すことなく解説。
初心者の方でも実践できるよう、具体例を豊富に交えながら分かりやすく説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読み終える頃には、あなたも自社サイトやブログでロングテールキーワード戦略を効果的に展開できるようになっているはずです。
それでは早速みていきましょう。
- ロングテールキーワードの定義や特徴
- ロングテールキーワードのメリット
- ロングテールキーワードの探し方・調べ方
- 効果的な活用方法
株式会社PROBSOLでは、それぞれの企業に合ったSEO対策のご提案を行っています。
ロングテールキーワードに限らず、自社のSEO施策にお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
ロングテールキーワードとは?SEO対策の基本用語を解説

まずは、今回のロングテールキーワードの定義と特徴に関して理解を深めていきます。
よく対比されるビッグキーワードとの違いについても見ていきましょう。
定義と特徴 ロングテールキーワードの概要
ロングテールキーワードとは、複数の単語を組み合わせた、検索ボリュームは少ないものの具体性が高い検索キーワードのことを指します。
一般的に3語以上で構成され、ユーザーの検索意図が明確に表れているのが特徴です。
例えば、「靴」という単語だけでは漠然としていますが、「30代 メンズ スニーカー おすすめ ブランド」のように具体的になると、ユーザーが何を求めているのかが明確になります。
ロングテールキーワードはWebマーケティングにおいて重要な概念です。
ロングテールキーワードという名称は、検索ボリュームをグラフ化した際に、検索数の多いビッグキーワードが頭部、検索数の少ないキーワード群が長い尾(ロングテール)のように見えることに由来。
個々の検索ボリュームは小さくても、集合体として見ると全体の検索需要の大部分を占めるという特性があります。
また、ロングテールキーワードは一般的に次のような性質を持っています。
- ユーザーのニーズを正確に捉えやすい
- 月間検索ボリュームが比較的少ない
- 購買意欲や行動意欲が高いユーザーが検索する傾向にある
ロングテールキーワードの検索ボリュームは他と比べて少ないですが、絶対的な値ではなく、業界やジャンルによって大きく異なります。
検索ボリュームは小さくても、キーワードの具体性とユーザーの検索意図の明確さゆえに、マーケティング領域では注目されているのも特徴です。
後に解説しますが、情報収集段階のユーザーよりも具体的な解決策を求めているユーザーが多いため、コンバージョンにつながりやすいという大きなメリットがあります。
ビッグキーワードとの違いを例を挙げて解説
ビッグキーワードとロングテールキーワードの違いを理解することは、効果的なSEO戦略を構築する上で非常に重要です。両者には明確な違いがあり、それぞれに適した活用方法があります。
ビッグキーワードは、1語または2語程度で構成されることの多い検索ボリュームが大きいキーワードです。
月間検索ボリュームは数万から数十万回に達することもあります。検索ボリュームが大きい分、競合も非常に多く、上位表示の難易度は極めて高くなります。
一方、ロングテールキーワードは検索ボリュームは少ないものの競合も限られているため、上位表示を狙いやすいという特徴があります。
検索意図の明確さも大きな違いの一つです。ビッグキーワードで検索するユーザーは、まだ情報収集の段階であることが多く、何を求めているのかが曖昧です。
「ダイエット」と検索するユーザーは、ダイエット方法を知りたいのか、ダイエット食品を探しているのか、あるいは単に興味本位なのか判断できません。
対して、ロングテールキーワードで検索するユーザーは具体的な解決策を求めています。
「糖質制限 ダイエット コンビニ 食品 おすすめ」と検索するユーザーは、糖質制限ダイエットを実践中で、コンビニで買える適切な食品を探していることが明白です。
このように、ロングテールキーワードで検索するユーザーは検索意図が明確なため、適切なコンテンツを提供できれば高い満足度を得られます。
競合の質と量も異なり、ビッグキーワードでは大手企業や老舗サイトが上位を占めているため、ドメインパワーの弱い新規サイトや中小企業のサイトが参入することは極めて困難です。
SEO対策に多大なリソースを投入できる企業が優位に立つ世界と言えます。
しかしながら、ロングテールキーワードでは、ニッチな情報を的確に提供できればドメインパワーが弱くても上位表示が可能。大手サイトがカバーしきれない具体的なニーズに応えることで、検索結果で上位に表示されるチャンスが生まれます。
ビッグキーワードでSEO対策やリスティング広告を行う場合、競合が多いため多額の費用が必要になりますが、ロングテールキーワードは競合が少ないため、少ない投資で効果を得られることもあるでしょう。
メリット4選!ロングテールキーワードのSEOでの強み

ロングテールキーワードには複数のメリットが存在しますが、ここでは以下の項目についてお伝えしていきます。
- 競合が少なく上位表示を狙いやすい
- ユーザーの検索意図にマッチしやすい
- 成約率(コンバージョン率)が高い
- 音声検索との相性が良い
いずれもWebマーケティングにおいて重要な役割を持つため、それぞれに関して具体的にみていきましょう。
競合が少なく上位表示を狙いやすい
ロングテールキーワード最大のメリットは、競合の少なさにあります。
ビッグキーワードでは大手企業や権威あるサイトが上位を独占している状況ですが、ロングテールキーワードでは比較的容易に上位表示を獲得できる可能性があるでしょう。
通常、検索エンジンで上位表示されるためには、例えば次のようの要素が関与します。
- ドメインパワー
- 被リンク数
- コンテンツの質
- サイトの専門性
- 運営元の信頼性・権威性
- 運用年数
ビッグキーワードで上位表示を目指す場合、これらの要素で競合を上回る必要性が生じるため、新規サイトや中小規模のサイトにとっては極めて困難な挑戦に。
しかしロングテールキーワードは、具体的で詳細なキーワードであるため、そのキーワードに特化した高品質なコンテンツを作成すれば、ドメインパワーが弱くても上位表示される可能性が十分にあります。
大手サイトでも、すべてのニッチなキーワードに対応したコンテンツを作成することは困難であるので、小規模サイトでも勝ち筋が存在します。
ビッグキーワードでは効果が出るまでに数ヶ月から1年以上かかることも珍しくありませんが、ロングテールキーワードでは数週間から数ヶ月で成果が見え始めることが多いです。
競合が少ないということは、検索結果の1ページ目に表示されるハードルも下がり、少ない検索ボリュームでも確実にトラフィックを獲得できます。
ユーザーの検索意図にマッチしやすい
先述の通り、ロングテールキーワードのもう一つの重要なメリットは、ユーザーの検索意図を正確に把握しやすいという点です。
ユーザーが検索エンジンを使用する際に達成したい目的や解決したい問題のことを指します。
ユーザーの満足度やコンバージョン率に関わる重要な観点。
ビッグキーワードでは、ユーザーの検索意図が多岐にわたるため、どのようなコンテンツを提供すべきか判断が難しいでしょう。
例えば、「カメラ」と検索するユーザーは、カメラの購入を検討しているのか、カメラの使い方を知りたいのか、カメラの歴史を調べているのか、様々な可能性があります。
ロングテールキーワードの場合は、キーワードそのものがユーザーの悩みや課題を表しているものもあるため、検索意図の読み取りが簡単なことも多いでしょう。
検索意図にマッチしたコンテンツを提供できることは、SEOにおいて非常に重要です。
Googleをはじめとする検索エンジンは、ユーザーの検索意図に最も適したページを上位表示するようアルゴリズムを進化させています。
検索意図とコンテンツがマッチしていれば、ユーザーの滞在時間が長くなり、直帰率が低下し、結果としてSEO評価の向上につながるでしょう。
また、検索意図にマッチしたコンテンツは、ユーザー体験の向上にも直結。ユーザーが求めている情報を的確に提供できれば、サイトに対する信頼感が高まり、リピーターになる可能性が高まります。
SEO効果だけでなく、SNSでのシェアや口コミによる拡散も期待できます。
ロングテールキーワードを活用することで、コンテンツの方向性も明確になるでしょう。
「どのような情報を、どのような順序で、どの程度の詳しさで提供するか」という判断が容易になり、効率的にコンテンツを作成できます。
成約率(コンバージョン率)が高い
ロングテールキーワードから流入するユーザーは、ビッグキーワードから流入するユーザーと比較して、購買意欲や行動意欲が高い傾向にあります。
これは、ロングテールキーワードが具体的であるため、情報収集段階ではなく、具体的な行動を起こす準備ができているユーザーが多いからです。
当然ながら、具体的なニーズを持つユーザーに対して適切な情報や商品を提供できれば、コンバージョン率は大幅に向上します。
実際、多くのECサイトやサービスサイトで、ロングテールキーワードからの高いコンバージョン率が観測されています。
マーケティングファネルの観点から見ても、ロングテールキーワードは重要です。
ファネルの下部にいるユーザーは、すでに十分な情報収集を終えており、最終的な判断材料を求めています。このタイミングで適切な情報や提案を提供できれば、コンバージョンにつながる可能性が極めて高くなるでしょう。
さらに、ロングテールキーワードは、リピーター獲得にも効果的です。
初回訪問で満足度の高い体験を提供できれば、ブックマークやお気に入り登録され、将来的な再訪問や長期的な購入につながります。
音声検索との相性が良い
近年、スマートスピーカーやスマートフォンの音声アシスタント機能の普及により、音声検索の利用が急速に増加。音声検索とロングテールキーワードの相性は非常に良く、今後さらに重要性が増すと予想されます。
音声検索の特徴は、テキスト検索よりも自然言語に近い形で検索クエリが入力されることです。
テキスト検索では「渋谷 ラーメン おすすめ」のように単語を並べる傾向がありますが、音声検索では「渋谷で美味しいラーメン屋さんを教えて」のように、会話調の文章で検索されます。
会話調の検索クエリは、具体的で詳細な情報を含む長めのフレーズであり、ロングテールキーワードの特性と合致します。
音声検索のもう一つの特徴は、ローカル検索との親和性が高いことです。
「近くの」「周辺の」といったローカル性を含む検索が多く、これらもロングテールキーワードとして扱うことができます。
- 新宿駅周辺 電源カフェ 静か
- 大阪 梅田 子連れ ランチ
上記のようなローカル×具体的条件のキーワードに対応したコンテンツを作成すれば、地域性のあるビジネスにとって大きな集客効果が期待できます。
ロングテールキーワードの探し方・調べ方

それでは続いて、ロングテールキーワードの調べ方や探し方に関してご紹介していきます。
Web担当者の方は、読んで終わりではなく、実際に手を動かしてロングテールキーワードの調査を行ってみてください。
ツール紹介 ロングテールキーワードの選び方
ロングテールキーワードを効果的に発見するには、適切なツールの活用が不可欠。無料・有料を問わず、様々なツールが存在し、それぞれに特徴があります。
一般的な調査の流れとしては次のようなものです。
- 大まかなメインキーワードを決める
- 徐々に具体的なロングテールキーワードへと掘り下げていく
- 一つのツールだけでなく、複数のツールを用いて包括的にキーワード調査を行う
ツールを使いこなし、複数の角度からの分析に挑戦しましょう。
まず、無料で利用できる代表的なツールとして「Googleキーワードプランナー」があります。

Google広告のアカウントを作成すれば無料で利用でき、キーワードの月間検索ボリュームや競合性を調べることが可能。使い方は簡単で、メインキーワードを入力すると、関連するキーワード候補が表示されます。
ただし、広告を出稿していない場合は、検索ボリュームが概算値でしか表示されないという制限があります。
また、「Googleサジェスト機能」も非常に有用です。
通常のGoogle検索窓にキーワードを入力すると、自動的に関連する検索候補が表示されます。これは実際のユーザーが検索している生のデータに基づいているので、ロングテールキーワードを発見する上で非常に価値があります。
ラッコキーワードでは、一つのキーワードを入力するだけで、Googleサジェスト、Yahoo!知恵袋、教えて!gooなどから関連キーワードを一括取得できます。

大量のロングテールキーワード候補を効率的に収集できるため、多くのマーケターやSEO担当者に利用されているツールです。
有料ツールとしては、「Ahrefs」が世界的に高い評価を得ています。

- 被リンク分析機能
- 検索ボリューム
- キーワード難易度
- クリック数の予測
上記のように様々な機能が活用できます。
競合サイトがどのようなキーワードでトラフィックを獲得しているかを分析することも可能で、ロングテールキーワード戦略を立てる上で非常に有用です。
サイト分析から新しいキーワードを発掘する
既存のウェブサイトを分析することで、新たなロングテールキーワードの機会を発見できます。
特に、自社サイトと競合サイトの両方を分析することで、効果的なキーワード戦略の構築が可能です。
自社サイト分析では、Google Search ConsoleやGoogle Analytics(GA4)が役に立ちます。
Google Search Consoleでは実際にユーザーがどのような検索クエリでサイトに流入しているかが分かり、GA4ではサイトに流入した後のユーザーの動きが詳しく分かります。
Ahrefsでは、競合サイトがトラフィックを獲得しているキーワードを一覧で確認できます。
検索ボリュームは小さいが競合が上位表示されて、大きな流入を得ているロングテールキーワードに注目すると良いでしょう。
これらのキーワードは、自社にとって新たな集客経路となる可能性が高く、優先的にコンテンツを作成すべき対象となります。
ペルソナを設定してニーズを掘り下げる
ロングテールキーワードを効果的に発見するためには、ターゲットとなるユーザーのペルソナを明確に設定することが重要です。
ペルソナとは、実際の顧客データや市場調査に基づいて作成された、架空の理想的な顧客像のことです。
年齢や性別、職業などの基本的な属性だけでなく、スタイル、価値観、悩み、目標なども詳細に定義します。
例えば、フィットネス関連のサイトであれば、「35歳、会社員、既婚、子ども2人、運動不足を感じており健康的に痩せたいが時間がない」といった具体的なペルソナを設定すると良いでしょう。
このペルソナが抱える問題や課題を深掘りすることで、検索しそうなロングテールキーワードが見えてきます。
また、カスタマージャーニーマップの作成も有効です。
カスタマージャーニーに関しては、ユーザーが認知から購買に至るまでの各段階で、どのような感情や行動、検索行動を取るかを視覚化したものです。
各段階でユーザーが抱える疑問や不安を洗い出すことで、それに対応するロングテールキーワードを発見できます。
カスタマージャーニーとは?SEOで勝てる動線設計をテンプレート付きで解説 の記事で詳細な説明を行っているので、興味のある方はご覧ください。
これらに加えて、余裕があれば実際に顧客インタビューやアンケート調査を行うのも良いでしょう。机上の想像だけでは得られない貴重なインサイトとなります。
ここでは簡単にロングテールキーワードの調査方法をご紹介しましたが、実際には時間がかかる工程なので、ロングテールキーワードの調査からSEOの全体戦略まで一貫して依頼したい場合は、株式会社PROBSOLのサービスをご活用ください。
上位表示を狙う!ロングテールキーワードを活用したSEO戦略

ここまでロングテールキーワードのメリットや調べ方に関して解説を行ってきましたが、ロングテールキーワードの強みを活かすためには、適切な戦略を取ることも重要です。
ここでは、ロングテールキーワードをどのようにSEO戦略として機能させるのかを解説していきます。
コンテンツ記事への自然な組み込み方
ロングテールキーワードを発見したら、まずはコンテンツに効果的に組み込む必要があります。
キーワードをただ闇雲に大量に詰め込むことは、SEO的にマイナス効果となるため避けなければなりません。
キーワードの自然な組み込みで最も重要なのは、ユーザーファーストの姿勢です。
キーワードを入れることを目的とするのではなく、ユーザーにとって価値ある情報を提供することを最優先し、その結果として自然にキーワードが含まれる状態を目指すと良いでしょう。
次の項目で、狙っているキーワードが自然に含まれているか確認することをおすすめします。
- タイトルタグ
- 見出し(H2、H3タグ)
- 導入文
- メタタグ・メタディスクリプション
本文中では、メインのロングテールキーワードだけでなく、関連キーワードや共起語も適度に使用しましょう。コンテンツの専門性と関連性が高まり、SEO的に有利に働くことが期待できます。
この他、画像のalt属性にもキーワードを含めることができます。これは、画像検索の際に図解が上位に表示されることを狙ったものです。
いずれにしても、文章の流れを重視することも忘れてはいけません。キーワードを意識するあまり、不自然な文章になってしまっては本末転倒。
まずはキーワードを意識しすぎずに質の高いコンテンツを書き、その後に必要に応じてキーワードを追加・調整するという方法が実施しやすいでしょう。
内部リンクを活用したサイト構造の最適化
ロングテールキーワード戦略において、内部リンクの最適化は非常に重要な要素です。
適切な内部リンク構造は、SEO効果を高めるだけでなく、ユーザー体験の向上にも貢献します。
内部リンクとは、同じウェブサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。
内部リンクによって、ユーザーは関連コンテンツに辿り着きやすくなります。
また、検索エンジンのクローラーはサイト全体を効率的に巡回できるようになるため、各ページの重要性や関連性を理解しやすくなるとされています。
一般的には、「トピッククラスター」と呼ばれるサイト構造が効果的で、これは、メインとなる「ピラーページ」と、それを支える複数の「クラスターページ」で構成されます。
ピラーページは包括的な内容を扱い、クラスターページはより具体的で詳細な内容を扱うのが基本です。
クラスターページからピラーページへリンクし、ピラーページからも各クラスターページへリンクすることで、強固な内部リンク構造を構築できます。
実は、アンカーテキスト(リンクのテキスト部分)にも注意が必要です。
「こちら」「詳細はこちら」といった曖昧な表現ではなく、「初心者におすすめのランニングシューズ10選」のように、リンク先の内容が分かる具体的なテキストを使用しましょう。
これにより、検索エンジンはリンク先ページのテーマをより正確に理解できると言われています。
優先順位づけを意識したロングテールキーワードの選び方
ロングテールキーワードは無数に存在するため、すべてに対応することは現実的ではありません。限られたリソースを効率的に活用するためには、キーワードの優先順位づけが不可欠。
優先順位づけの第一の基準は、ビジネス目標との関連性です。コンバージョンに直結する可能性が高いキーワードを優先すべきです。
例えば、EC関連サイトであれば、下記のような購買意欲の高いキーワードがあれば積極的に狙いましょう。
- 商品名 + 購入
- 商品名 + 口コミ・評判
検索ボリュームが少なくても、コンバージョン率が高いキーワードは優先する価値があります。
季節性やトレンドに関しても意識できると良いでしょう。
特定の時期にのみ検索されるキーワードであれば、そのタイミングに合わせてコンテンツを準備する必要があります。
周期性のあるキーワードや新商品の情報など、一時的に大きなアクセスが見込めるキーワードの対策を適切に行うことで、より効果的な集客効果が期待できます。
コンテンツ制作の計画を立てる際には、リソースの制約を現実的に考慮する必要があります。
質の高いコンテンツを作成するには時間と労力が必要です。毎日1記事作成できるのか、週に2記事が限界なのかなど、自社のリソースを正確に把握し、それに見合った計画を立てましょう。
- キーワード
- 検索ボリューム
- 難易度
- 優先度
- 担当者
- 公開予定日
上記のような情報をエクセルやスプレッドシートで一覧化すると、進捗管理がしやすくなります。
成功事例から学ぶロングテールキーワード活用

【Q&A】ロングテールキーワードに関するよくある質問

最後に、ロングテールキーワードに関するよくある質問についてまとめました。
実際にロングテールキーワードに着目した戦略を取る際には、様々な疑問が生じてくると思いますので、疑問の解消にお役立てください。
どれくらいのキーワードボリュームがあれば良いか
ロングテールキーワードの検索ボリュームについては、明確な基準があるわけではなく、業界やビジネスモデルによって最適な範囲は異なります。
一方で、一般的な感覚を持っておくことは重要です。
月間検索ボリュームは、1ヶ月間にそのキーワードで検索される回数を示すものです。ユーザーの動きとしては、検索を行い、興味のあるページを開いた後、付随するアクションを取ります。
検索結果の順位とCTRの対応は次のようになると言われています。
| 順位 | CTR |
|---|---|
| 1 | 28.5 |
| 2 | 15.7 |
| 3 | 11 |
| 4 | 8 |
| 5 | 7.2 |
| 6 | 5.1 |
| 7 | 4 |
| 8 | 3.2 |
| 9 | 2.8 |
| 10 | 2.5 |
例えば、検索ボリュームが100のキーワードに関して、検索順位1位を取ることができれば、その検索結果からは28人ほどのサイト流入が見込めます。
そこからさらに、成約率を4%とすると、1ヶ月間におよそ1人の成約が期待できるという計算になるでしょう。
1人という数字を大きいと見るかは、その成約によってもたらされる利益にもよりますし、成約率もキーワードによって変化するため、それらを総合的に踏まえて、コンテンツを作成するコストとリターンが見合うかどうか検討することをおすすめします。
成約数そのものは大きくなくても、メディア全体の中でコンテンツとして重要な位置付けのものもあるため、個別の判断が必要になります。
検索ボリュームがゼロまたは極めて少ないキーワードについては、慎重に判断する必要があります。
検索ボリュームが測定されていない理由としては、本当に誰も検索していない可能性と、検索ボリュームが少なすぎてツールで測定できていない可能性の両方が存在。
後者の場合、実際には一定の需要がある可能性があるため、そのキーワードが自社のビジネスにとって重要であれば、コンテンツを作成する価値はあります。
特に、新しいトレンドや技術に関するキーワードは、まだ検索ボリュームが少なくても、今後増加する可能性があります。
ロングテールキーワードのデメリットはあるか
ロングテールキーワード戦略には多くのメリットがありますが、次のように、いくつかのデメリットや注意点も存在します。
これらを理解した上で、適切に対策することが重要です。
- 個々のキーワードからのトラフィックが少ない
- コンテンツ作成の労力・コストとのバランスが難しい
- 効果が出るまでに時間がかかる
- キーワードカニバリゼーションのリスク
上記に加えて、コンテンツの管理・更新の負担も重要な観点です。
数百のページを作成した場合、それらを定期的に更新し、情報を最新の状態に保つことは大きな労力を要します。
しかし、これらのデメリットは、適切な戦略と計画によって軽減できます。
- リソースに応じて優先順位を明確にし、段階的にコンテンツを拡充する
- 類似キーワードは一つのページにまとめて対応する
- 定期的なコンテンツ監査を実施して更新の優先順位をつける
こうした対策を講じることで、デメリットを最小限に抑えつつ、ロングテールキーワードのメリットを最大限に活用できます。
カニバリ対策はどうすれば良いか
キーワードカニバリゼーション(カニバリ)は、ロングテールキーワード戦略を展開する上で避けて通れない課題です。
まずは、カニバリが発生しているかどうかを検出することが第一歩です。
Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートで、同じキーワードで複数のページがランクインしているかを確認しましょう。
複数のページが同じキーワードで表示されており、かつそれらのページの順位が頻繁に入れ替わっている場合は、カニバリが発生している可能性が高いです。
カニバリが検出された場合の対策として、最も基本的なのは「コンテンツの統合」です。
最も質の高いコンテンツを選び、それらを論理的に整理して一つの包括的なページを作成します。
実際には個別の状況に応じて適切な対策が必要なため、カニバリが生じていて順位が伸び悩んでいるという方は、一度お気軽にご相談ください。
まとめ
ロングテールキーワードに関するこの記事の内容をまとめます。
- ロングテールキーワードはWebマーケで重要な役割を担う
- ロングテールキーワードを意識することでユーザーの満足度は高まる
- SEOで評価される対策を行うべき
ロングテールキーワードは現代のSEOにおいて非常に重要な位置を占めており、体的で詳細なロングテールキーワードに注目することで、中小企業や個人でも十分に上位表示のチャンスを掴むことができます。
単にキーワードを羅列するのではなく、ユーザーの検索意図を深く理解し、その意図に応える質の高いコンテンツを提供することが大切。
検索ボリュームの大小にとらわれず、ビジネス目標との関連性やコンバージョンへの貢献度を重視した戦略的なアプローチが求められるでしょう。
着実にコンテンツを積み重ね、ユーザーとの信頼関係を構築していくことで、長期的には大きな成果を得ることができます。
ロングテールキーワードをはじめとして、売り上げ向上につながるキーワードの対策を検討している方は、無料相談の機会をご利用ください。



