ECサイトのSEO対策 | 商品カテゴリーページで上位表示を狙う6つの施策を紹介

- ECサイトのSEO対策の特徴は?
- ECサイトの効果的なSEO施策について知りたい
- ECサイトのSEOで注意すべき点は?
ECサイトの経営において、多くの事業者は短期的な成果を優先し、リスティング広告やSNS広告といった有料広告に予算を集中させています。
しかし、その判断は本当に最適でしょうか。
SEO対策による自然流入(オーガニック検索)は、継続的で安定した集客チャネルとなり、費用対効果(CPA)を高められる可能性を持っています。
ECサイトの集客方法の改善やSEO対策が長期的な事業の発展に貢献している例は、多くのビジネスで見られています。
本記事では、ECサイト特有の環境において、実装効果が高く、売上向上に直結するSEO対策を6つ厳選してお伝えします。
さらに、各商品ページの最適化チェックリストや、実施後に注意すべき3つの重要ポイントまで、実践的な内容を解説。
Web担当者の経験の有無を問わず、今すぐ取り組める施策から、SEOの本質に関わる戦略的な取り組みまで、段階的にご説明していきます。
- ECサイトのSEO対策の重要性
- ECサイトにおけるSEO施策
- ECサイトのSEOでチェックすべき項目
- ECサイト運用の注意点
この記事を通じて、あなたのECサイトが検索エンジンからの安定した流入を獲得し、持続的な売上成長を実現するための道筋が明確になるでしょう。
株式会社PROBSOLは、一貫したSEO対策でWeb集客を効率化することを強みとしており、ECサイトの売り上げ向上においても多くの成功事例を作ってきました。
現在、SEO対策を含めたECサイトの制作・運用をサポートするための無料相談を行っていますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。
ECサイトにおけるSEO対策の重要性

ECサイトの成長戦略を立案する際、多くの経営者は短期的な成果を追求し、広告費の配分に重点を置きがちです。しかし、SEO対策による自然流入は長期的な競争力を生み出す資産です。
オーガニック検索からの流入は、費用対効果(CPA: Cost Per Acquisition)が高く、一度上位表示を獲得すれば継続的な流入が期待できます。
これは、広告の出稿を停止すればアクセスが途絶えるリスティング広告などとは根本的に異なる点です。
まず初めに、改めてECサイトにおけるSEO対策がなぜ不可欠なのか、その重要性について深く確認していきましょう。
認知の拡大と売り上げ向上に直結
ECサイトのSEO対策は、単なるアクセス数の増加ではなく、ビジネス成果に直接的な影響をもたらします。
検索エンジンで上位表示されることにより、ブランドの認知度が高まり、より多くの潜在顧客にリーチできるようになります。
検索エンジンで上位表示されること自体が、ユーザーに対してそのECサイトやブランドは「検索エンジンに評価された信頼できる情報源である」という無意識のシグナルを与え、購入への心理的ハードルが下がります。
特に、購買意欲の高いユーザーが使用するキーワードでの上位表示は、確度の高い見込み客を獲得する最も効率的な方法です。
例えば「〇〇 購入」「〇〇 安い」といった購買関連キーワードで上位表示を獲得すれば、直接的な売上増加に繋がります。
また、SEO対策により自然流入が増えれば、その分広告費に充てるべき予算を削減でき、利益率の向上も期待できます。長期的な視点では、SEO対策への投資は非常にROI(投資対効果)の高い施策なのです。
多様な顧客層にアプローチできる
ECサイトのSEO対策を実施することで、従来はリーチできなかった新規顧客層へのアプローチが可能になります。
- 地理的・時間的制約からの解放
- 異なるユーザーセグメントへの対応
- 多角的なニーズの網羅
ECサイトは上記の効果をもたらしてくれます。
検索エンジンは地理的な制約にとらわれず多くのユーザーが日常的に利用するプラットフォームです。SNS広告やメールマーケティングとは異なるユーザー層にアクセスできるでしょう。
24時間365日、世界中(または国内全域)のユーザーにサイトの存在をアピールできます。
また、シニア層やSNSの利用が少ないユーザーセグメントにとっても、検索エンジンは重要な情報収集手段。
様々なユーザーに対してSEO対策を通じてアプローチすることで、結果的に市場の拡大が実現します。
さらには、異なるキーワードでの上位表示を獲得することで、同一商品に対して複数のニーズを持つユーザーにアプローチできます。
季節ごとの検索ニーズを捉え、用途別の検索意図に対応したコンテンツを提供すれば、より多角的な顧客獲得が可能になるでしょう。
広告またはSNSからの流入を中心として集客を行っている企業でも、SEO対策を行うことで、単一の集客チャネルに依存するリスクを低減できます。
ECサイトにおけるSEO対策は単発的な施策ではなく、事業の土台を築くための最重要戦略と言えるでしょう。
ECサイト・ネットショップで効果的なSEO対策6選

ECサイトのSEO対策は、一般的なWebサイトのSEO対策の流れを受けつつも、それとは異なる特性があります。
- 扱うコンテンツのボリュームが膨大になりがちであること
- コンテンツが動的に変化すること(在庫、価格など)
- 「購買」というトランザクションを目的としていること
これらを理解した上で、ECサイトのSEO施策を考えなければなりません。
ここでは、ECサイト特有の事情を踏まえて、実装効果が高い6つの施策を紹介します。
- ピラミッド型構造にする
- コンバージョン率を高めるCTAを設置する
- 自動生成されるページ群の制御
- パンくずリストの作成
- 取り扱い商品数を増やす
- ユーザーのアクションを促す内部リンク戦略
いずれも売り上げ向上につながりやすい施策なので、まだ取り組めていない方は実装を検討してみてください。
ピラミッド型構造にする
ECサイトの情報構造は、検索エンジンのクローラビリティと、ユーザーの利便性を両立させるピラミッド型構造が最適です。
ピラミッド型構造はトップページを頂点として、例えば次のような階層的な構成を持ちます。
- トップページ
- カテゴリページ
- サブカテゴリページ
- 個別商品ページ
この構造により、トップページからのリンク伝播がスムーズになり、検索エンジンのクローラーもこの階層構造を辿ることで、全ページの発見と評価がしやすくなります。
また、ユーザーの視点でも、トップページから段階的に目的の商品にたどり着けるため、ユーザー体験が向上します。
結果として、直帰率の低下やページ滞在時間の増加につながり、SEO評価もプラスに働くのです。
SEO的に高く評価されるECサイトは、ユーザーにとっても使いやすいものとなります。
ピラミッド型構造を構築する際は、単なる分類ではなく、ユーザーの検索意図と行動パターンに基づいた論理的なカテゴリ設計を心がけることが重要です。
例えば、「色」ではなく「用途」や「機能」を大カテゴリにする方が、ユーザーの購買意図に沿う場合があります。
実際にユーザーに使用感を聞いてみるのも構造を考える際には有効な方法となるでしょう。
コンバージョン率を高めるCTAを設置する
CTA(Call To Action)は、ユーザーの次の行動を促すための要素であり、SEO対策の直接的な効果として測定されるコンバージョン率に大きな影響を与えます。
効果的なCTAは、見出しや商品説明の直後、ページの最後など、ユーザーの購買意欲が高まるタイミングに配置されるものです。
また、CTAのテキストは曖昧な表現を避け、具体的で行動喚起的な表現を使用することが重要です。
- 買い物かごに追加
- 今すぐ購入
- 詳細を見る
上記のような明確な指示を与えることで、ユーザーの行動が促進されます。
数量限定や期間限定のセール情報と組み合わせて「残りわずか」「本日限定価格」といった文言を加えることで、効果が高まる場合もあるでしょう。
さらに、CTAボタンの色やサイズ、配置位置の最適化も重要です。A/Bテストを実施することで、どのようなCTAがコンバージョン率を最大化するかを継続的に検証する必要があります。
A/Bテストとは、デザインやコピーの要素を一部変えた複数のパターンを用意し、ランダムにユーザーに表示して動向を分析することで、どれがより高い成果を得られるものかを比較・検証するテストです。
変化させる要素数が多すぎると、何が成果に直結したのかを確認しづらくなるため、どのポイントについてテストを行うか、予め見通しを持った設計が必要となります。
また、直感的にすぐに判断すると正確な分析ができていない場合があるため、テスト期間中に統計的に有意な差が出るのに十分なコンバージョン数(データ量)が集まるまでA/Bテストを継続することを忘れてはいけません。
検索エンジンは、ユーザーの行動シグナルをランキング要因として評価しています。
CTAの最適化によりコンバージョン率が向上すれば、ユーザーの満足度が高いページとして評価され、SEOランキングの向上にも繋がるでしょう。
自動生成されるページ群の制御
ECサイトの多くは、フィルタリングやソート機能により、同一の商品を異なるURLで表示させる可能性があります。
例えば、「価格が安い順」「人気順」といったソート方法ごとに、異なるURLが生成されてしまうケースが該当します。
このような重複ページが大量に存在すると、検索エンジンのクローラーが何度も同じコンテンツをクロールすることになり、クローリング効率の低下につながりかねません。
また、重複コンテンツとして評価され、SEO効果が分散してしまうという問題も生じてしまいます。
このような重複ページを制御するための有効な手段がcanonicalタグとnoindexタグです。
canonical タグは、複数のURLの中から「正規のURL」を指定するためのHTMLタグであり、検索エンジンに対して重複ページであることを明確に伝えることができます。
一方、noindexタグは、特定のページをインデックスの対象から除外するための指示です。
セッションIDが含まれたURLや在庫なしの商品ページ、内部検索結果ページなど、SEO対策の対象外とすべきページに対してnoindexを設定することで、クローリング効率とインデックスの品質を向上させることができます。
これらのタグを適切に設定することで、ECサイト全体のSEO効果が大幅に改善され、検索ランキングの向上が期待できるでしょう。
パンくずリストの作成
パンくずリストは、ユーザーが現在どのページにいるかを視覚的に示すナビゲーション要素です。同時に、検索エンジンにとっても、サイト構造を理解するための重要な情報源に。
パンくずリストを設置することで、ユーザーの回遊性が向上し、結果として直帰率が低下します。
また、各カテゴリページへのリンク構造が明確になるため、クローラーの移動効率も向上しやすくなるでしょう。
パンくずリスト設置時は、階層構造が適切であることを確認しましょう。
ユーザーが論理的なパスで目的地にたどり着けるような設計が、SEO効果を最大化するための鍵となります。
うまく機能しているか、実際にサイトを使ってみて使い心地を確認してみてください。
取り扱い商品数を増やす
ECサイトでの取り扱い商品数を増やすことは、SEOにおいて重要なポイントです。
ページ数が多いほど、検索エンジンからの流入ポイントが増加し、トータルのオーガニック流入が増える傾向にあります。
新しい商品を継続的に追加することで、サイト全体のコンテンツボリュームは増加し、SEO効果が累積されていきます。
ロングテールキーワードに対応した商品ページは、個別の流入数は少なくても、積み重ねることで大きな流入源となります。「〇〇 小型」「〇〇 ホワイト」といった詳細な属性を組み合わせたキーワードに対応した商品ページを増やすことで、全体的なオーガニック流入を増加させることができます。
ただし、闇雲に商品数を増やせば良いわけではありません。重複コンテンツや品質の低いページを大量に追加すると、かえってサイト全体の評価を低下させる可能性があります。
追加する商品ページは、ユーザーニーズが存在し、十分な説明や画像を備えた質の高いコンテンツであることが大前提です。
独自性の高い商品画像も活用すれば、より良いコンテンツに仕上がるでしょう。
ユーザーのアクションを促す内部リンク戦略
ここまで色々なSEO施策をご紹介してきましたが、内部リンク戦略も忘れてはいけません。
内部リンクを通じて、ページ間でのリンク伝播を最適化することで、サイト全体のSEO評価を向上させることができます。
まず、重要なページに対して、より多くの内部リンクを配分することで、そのページの検索ランキングを向上させることが可能です。
売上貢献度の高い商品ページには、複数のページから内部リンクを張ることで、検索ランキングの向上を図ります。
また、アンカーテキスト(リンクのテキスト) の最適化も重要です。
アンカーテキストには、リンク先ページのキーワードを含めることで、検索エンジンに対してそのページのテーマを明確に伝えることができます。
ただし、過度なキーワード詰め込みは避け、ユーザーにとって自然で分かりやすいテキストにしましょう。
ユーザーの購買欲求を喚起するような内部リンクを配置することで、回遊性が向上し、結果としてコンバージョン率は上昇します。
一つの型としては、「コラム記事→カテゴリページ→商品ページ」という流れを意識したリンク戦略が非常に強力です。
- コラム記事を作成し、情報収集ユーザーを集める(例:「ランニングシューズの選び方」)
- 記事内から、関連するカテゴリページへリンクする。(例:「メンズ ランニングシューズ一覧」へ)
- カテゴリページから、売れ筋の個別商品ページへリンクする。
この連動により、高評価のコラム記事が持つリンクエクイティを、最終的な収益ページへと流し込むことができます。
ここでご紹介したSEO施策は、比較的取り組みやすいものですが、Web担当者が不在で対策が難しい企業に向けて、株式会社PROBSOLではSEO対策のサポートを行っています。
ECサイトのSEOを強化したい方はお気軽にご連絡ください。
【チェック項目】ECサイト・商品ページのSEO対策

ECサイトのSEO対策を実施する際、各商品ページの最適化は最もコンバージョンに近い施策であり、基本中の基本です。
以下の項目を確認することで、各ページのSEO対策の完成度を高めることができます。
- タイトル
- ディスクリプション
- 画像
- 構造化データ
新しく商品ページを作成する際や既存ページの改善を行う際に、チェック項目を参考に抜け漏れがないかを確認してください。
タイトル
ページタイトルは検索結果における第一印象を左右するため、ユーザーと検索エンジンの双方に対して、ページの内容を正確に伝える必要があります。
効果的なタイトルでは、ターゲットキーワードがタイトルの前半に配置されており、検索エンジンに対するページのテーマが明確です。
ユーザーにとっても、魅力的でクリックを促すような文言を追加することが重要です。
具体例として、特集記事などを入れる場合でも「〇〇 | △△ネットショップ」という単純なタイトルではなく、「【最新版】〇〇のおすすめ5選|△△ネットショップ」というように、ユーザーの検索意図に応えるような具体的で説得力のあるタイトルが効果的です。
また、タイトルは通常、30〜35文字程度(日本語の場合)で省略されることが多いため、最も重要な情報とキーワードをこの範囲内に含めるように工夫しなければなりません。
ディスクリプション
ディスクリプション(メタディスクリプション/Meta Description)は、検索結果に表示される説明文です。
ユーザーがタイトルだけでなく、説明文の内容を読んだ上でクリックするかどうかを判断するため、直接的なランキング要因ではないとされていますが、クリック率には大きな影響を与えます。
タイトルで言及したキーワードをディスクリプション内にも含めることで、検索結果で目につきやすくなるでしょう。
ディスクリプションの長さは、120文字程度が理想的で、これ以上長いと検索結果で省略されてしまいます。
限られた文字数の中で、ユーザーにとって最も有用な情報を簡潔に伝える工夫が必要です。
商品ページの場合、「〇〇の通販なら△△」というような単純なディスクリプションではなく、「今なら20%オフ・送料無料|高品質の〇〇を安く購入できます」というように、ユーザーにとってのベネフィットを明確に伝えるディスクリプションが効果的です。
画像の最適化と高速化
ECサイトにおいて、商品画像は購買決定に大きな影響を与える要素で、同時に、SEO観点からも画像最適化はクローラビリティとページ速度に関与します。
alt属性には、画像に映っている商品の説明を簡潔に記載することが求められます。
alt属性は、画像が表示されない場合に代わりに表示されるテキストであり、検索エンジンも画像の内容を理解するためにalt属性を参考にします。
画像が表示されない場合の代替テキストとなるだけでなく、検索エンジンが画像の内容を理解し、画像検索からの流入を得るための情報源となります。
また、画像のファイルサイズも最適化する必要があります。高品質の画像は重要ですが、ファイルサイズが大きすぎるとページ読み込み速度が低下し、SEO評価が低下する可能性も。
WebPなどの最適なフォーマットを使用し、ファイルサイズを圧縮しましょう。
構造化データ
構造化データは、ページの情報を検索エンジンが理解しやすい形式でマークアップするための技術。
ECサイトの場合、商品情報の構造化データマークアップは必須です。
ECサイト向けの構造化データを商品ページに設定すれば、Googleの検索結果において、価格や星評価、在庫状況が表示されるリッチリザルトとしてページを目立たせることができます。
クリック率の向上だけでなく、ユーザーの視認性を高め、SEO全体へポジティブな効果をもたらしてくれます。
チェックすべき項目に関しては、こちらでお伝えしてきましたが、ECサイトのSEO対策が十分にできていない企業も多いのではないでしょうか。
株式会社PROBSOLでは、現在、ECサイトのSEOに関する無料相談を受け付けていますので、ぜひこの機会をご利用ください。
ECサイトのSEOで注意すべき3つのポイント

基本的なECサイトのSEO対策はすでにご紹介した通りですが、その他にも、ECサイトSEOで特に注意しなければならないことがいくつかあります。
SEO施策を実施した後も、ECサイトの特有の課題を解決しユーザー体験を向上させることで、検索ランキングと売上向上に大きな効果をもたらします。
以下の3つのポイントを意識することで、より効果的なSEO対策が実現できるはずです。
- モバイルフレンドリーか
- URLは簡潔か
- 動線はスムーズに設計されているか
運営しているECサイトで考慮されていない場合は、今一度見直して改善に努めると良いでしょう。
モバイルフレンドリー
現在、Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、PCサイトではなくモバイルサイトの品質を基準にランキングを決定しています。
特にECサイトの場合、モバイルデバイスからのアクセスが全体の70%以上を占めることが一般的です。
モバイルフレンドリーなサイト設計は、今やSEO対策の必須要件。事業継続のための基本インフラとなっています。
レスポンシブデザインを採用した上で、モバイル画面での読みやすさにも気を配りましょう。
単にレイアウトが崩れないだけでなく、モバイル画面での文字サイズ、ボタンの大きさ(指で押しやすいサイズ)、コンテンツの読みやすさにまで注意することをお勧めします。
また、モバイル画面でのページ読み込み速度の高速化も必要となります。
PageSpeed Insights などのツールを使用して、モバイルページの読み込み速度を測定し、改善を怠らないようにしましょう。
URLは簡潔に
ECサイトのURL構造は複雑になりがちですが、基本的にはシンプルで分かりやすいものが望ましいでしょう。
複雑で長いURLは、ユーザーにとって理解しにくいだけでなく、検索エンジンのクローリング効率も低下させます。
URL内にキーワードを含めることも効果的ですが、URL内にセッションIDやトラッキングパラメータが含まれている場合は、注意が必要です。
パラメータによっては、同一のコンテンツに対して複数のURLが生成されてしまい、重複コンテンツの問題が発生する可能性があります。
robots.txt でクローラーのアクセスを制限するなどの対策も存在するので必要に応じて取り入れましょう。
スムーズな動線設計
ユーザーの購買までの動線をスムーズにすることは、SEO対策だけでなく事業全体の売り上げに関わる重要なポイントです。
カート画面へのスムーズなナビゲーション、チェックアウトプロセスの簡潔さなどが、コンバージョン率に大きな影響を与えます。
- 各商品ページから1クリックでカートに商品を追加できる設計
- 複数ステップのチェックアウトプロセスの簡潔化
- 決済方法の豊富さ
モバイルサイトでは、常にカートアイコンと数量が画面に表示され、いつでもカートへ戻れるようにすることで、回遊中の安心感を与えます。
これらを意識して、ユーザー目線でスムーズに使えるサイト設計を心がけましょう。
まとめ
最後に、ECサイトのSEO対策に関する本記事の内容をまとめます。
- ECサイトは多様な見込み客にアプローチでき、費用対効果も高い
- ユーザーの満足度とSEOにおける評価の両立が大切
- ECサイトの動線を意識することは成約率の向上にもつながる
本記事でご紹介したSEO施策を一つひとつ実装していくことで、ECサイトの検索可視性は段階的に向上し、オーガニック流入は増加していきます。
しかし、最も重要なのは、これらの施策が単なる「やることリスト」ではなく、事業の土台を築くための戦略的な投資であることを理解することです。
SEO対策は、実装して終わりではありません。
- 市場環境の変化
- ユーザーのニーズの進化
- 検索エンジンアルゴリズムの更新
これらに応じて、継続的な改善が必要ですが、その分、ECサイトが上位表示されると長期的な利益は大きなものとなっていきます。
今この瞬間から施策を開始することで、半年後、1年後のECサイトが生み出す売り上げは大きく変わっているはずです。
SEO対策の重要性を理解していても、Web担当者が不在で対策が難しい企業や、すでに実装している施策の成果を最大化したいという企業もあるかと思います。
株式会社PROBSOLでは、ECサイトのSEO対策に関する無料相談を受け付けています。
ECサイトの現状分析、改善の優先順位の設定、施策実装のサポートなど、事業成長に向けた最適なアドバイスをいたします。ぜひ一度お気軽にご相談ください。



